虫歯になるメカニズムとして、よくステファンカーブというグラフを用いることが多いです。
ステファンカーブとはお口の中の酸性度を表したグラフです(下図)
お口の中は常に中性に保たれていますが
食事やおやつなどで食べ物を摂取するとすぐに酸性に傾いてしまいます。
それは食べ物による糖分が虫歯菌のえさとなり酸を産生してしまうからです。
お口の中が酸性になると歯の中のミネラルやカルシウムが溶けだしてしまいます。
(脱灰といいます)
しかし食事が終わりお口の中に食べ物がなくなると
唾液に含まれるミネラルやカルシウムが再び歯の中に取り込まれていきます(再石灰化といいます)
この脱灰と再石灰化のサイクルは常に行われておりますが
歯が溶けだしている時間が長かったり
再石灰化している時間が短かったりすると
虫歯になりやすいです。
虫歯にならないためには
長時間口の中に食べ物がないように、
また、だらだら食べや時間を空けずしての間食を避け
再石灰化の時間を増やしてあげることです。
飴や砂糖入りのガム、グミやチューイングキャンディーなどの
甘みと粘着性があり、お口の中に残りやすいものは特に要注意です!
ステファンカーブを意識して虫歯になりにくいお口にしていきましょう!
シイバ歯科