糖尿病の方で意外と知られていないのが歯周病との関係です。
糖尿病と歯周病はコインの表裏と揶揄されるほど、とても関係が深く
お口の中の状態が悪ければ血糖値も上がりやすく
逆にお口の環境が良ければ血糖値は安定しやすいです。
その理由が歯周病で歯茎が腫れていると炎症性物質が
腫れている歯茎の毛細血管に入り込みインスリンの働きを阻害してしまうからです。
したがって歯周病でなければ炎症性物質は産生されずに済むので
血糖値のコントロールもしやすくなります。
歯周病と糖尿病に関する記事を読んでいて、こんなことが書いてありました。
週3回以上歯間清掃習慣がある人は、そうでない場合の人と比べて有意に
平均グルコースが低いことが明らかになっています。
また歯数が20本以上の人はそうでない人に比べてやはり
有意に平均グルコースが低かったのです。
これはオーラルケアメーカー、サンスターと糖尿病治療を行う医療機関の合同研究結果により
わかったものです(日刊ゲンダイヘルスケアより抜粋)
私も日々の診療の中で特に歯間の虫歯や歯周病がとても多いように感じます。
歯ブラスだけでなくフロスや歯間ブラシを使うことは体の健康を考える面でも
非常に有効であると考えます。
ぜひ皆さんも歯間清掃習慣を取り入れてみてください!
特に糖尿病である方は定期的にお口の中のメンテナンスも行いましょう!
シイバ歯科